ソニーのESシリーズのDATデッキです 1990年製で、ソニーとしては珍しくマルチビットDAC（PCM-61P）搭載機です。 この機種のあとに発売されているの1ビットDAC機とは全く異なる音質です。全体的に音に厚みがあり、解像度こそ高くはないですが、個人的には好きな音です。 さらに全てのID編集が可能な機種になります。 この機種まではメカの動作をロータリーエンコーダと呼ばれるスイッチで制御しているのですが、これが曲者でよく故障してしまいます。よってこの個体ではメカをオーバーホールしてこの時代のよく固まるグリスをすべて撤去、ロータリーエンコーダも独自の方法で対策を施しています。 ヘッドアンプ部の液漏れコンデンサも全て交換済。 基盤もアルコールにて洗浄済。 フロントの各スイッチも接触が悪いものがありましたので全数交換済。 ヘッドホンボリュームもガリがひどかったので新品に交換しています。 現状、動作は全く問題ありません。 テープパスも基準テープにて調整しました。 写真にもありますようにＲＦ波形も十分な波形が出ていますので、ヘッドもまだまだ大丈夫そうです。 リモコン、取説が付属します。 オマケとしまして、新品のDATテープを１本おつけします。 テストテープとしてお使いください。 よろしくお願いいたします！