自作シリーズ・6DJ8(ECC88)/6922(E88CC)/7308(E188CC)差動ラインアンプ 安い

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商品情報

ご覧いただきありがとうございます。
ぺるけさんの記事をベースに製作しました。http://www.op316.com/tubes/pre/pre2.htm
【本ラインアンプの特徴について】おそらく非常に内部抵抗が低く帯域が広い球の性質が音質に影響しているものと思います。低入力インピーダンス(25~50KΩ)のソリッドステート・アンプとの相性も良いです。CDやDAC、デジタル音楽プレーヤーとメインアンプの間に接続するのがお勧めです。(ゲインは2倍程度で、それが本来の用途です。)低中高域共に豊かで、歌い手の息使いまで聴こえるような気がします。小さな音でも離れた部屋で、はっきり聞こえる遠達性が感じられます。それらはハイレゾ音源の特徴ですが、CD品質の録音でもそのように聴こえます。
【安定性とハムノイズについて】高μで高gm管のため簡単に発振をしてしまうなど、造りによっては不安定なものが出来てしまうようです。配線長を短くするため真空管ソケットに直接、部品をはんだ付けするなど安定動作を考慮しています。また、ハムノイズは聴こえないほど極小であり静粛なアンプとなっています。
【ミュート回路について】差動アンプの性質上、電源投入時と切断時に過渡的に大きなパルス・ノイズが発生します。ミュート回路がないとスピーカー保護回路が働いたり、スピーカーを焼損する心配もあります。本機では出力-GND間の短絡によるミュート機能がありますので、スピーカーへのダメージの心配はありません。
【LOWブーストについて】LOWブースト・ボリュームは小型のスピーカーなどで120Hz以下の重低音を楽しめるように付けました。(サブウーハーの音量調整にも適しています。)数段階の調整ではなく、気に入った増強量を調整できるようにボリューム可変としました。最大で+8dB(3倍)程度の増強量で、反時計回りに絞った場合はフラットな特性となります。重低音の増強だけで十分、嬉しいものです。トーンコントロールにつきましては管球式の5バンド・グラフィックイコライザーを設計製作しましたが、全バンド中立で聴くことが多くあまり必要を感じていません。現在ではデジタル音楽プレーヤー側にDSPによるトーンコントロール機能があり、アナログ・トーンコントロールの必要性は薄れています。
【真空管について】写真では東芝の6DJ8が挿してありますが、今回はソブテックの6922を挿したものになりますので、ご注意下さい。6DJ8(ECC88)/6922(E88CC)/7308(E188CC))は互換性がありますが、ヒーター電流に違いがあり、それぞれ365mA/300mA/335mAとなります。本機ではヒーター用に定電圧電源を使用していますので、ヒーター回路の抵抗値の変更は必要なく、そのまま差し替えが可能です。(対応真空管ではありませんが、ヒーター電流600mAの6N1も、そのまま点灯が可能です。)尚、ヒーター電源は12.3Vで2本直列接続をしていますので、必ず同種の真空管2本をお使い下さい。
【外形寸法】・幅150mm×奥行230mm×高さ130mm(突起部を含む)
※写真中、管球式5バンド・グラフィックイコライザーは製作例であり、製品には含まれません。(2022年 2月 3日 19時 46分 追加)【ユーザー様の感想を許可を得て転載します。】----昨日は時間が無かったので、本日仮に接続して試聴しております。球を変えるとかの前に、少し回路のエージングをと思って聴き始めましたが、十二分良い音です。小型のSPやフルレンジ(試しているのは、ソナスのミニマ.アマトールとJBLのLE8Tカスタムボックスですが)でもLOWブーストをほんの少し効かせただけで、3ウェイマルチの075+D130+15A(自家製カスタムです)に近い低域のバランスが聴こえるのに感動しました。さすがに15インチの口径の壁は越せませんがその分、ボーカルの定位と声の温かみが、くっきりと浮かび上がってくるような気がします。また、球を換装したら、駄耳の主観で宜しければ、感想を報告いたします。----少し、追加で球転がしをしてみました。貴殿のアンプは本当に素晴らしい音質なので、球の差は95点がプラスマイナス1点ほどの比較になります。まず、ぺるけ式を代表とする6DJ8差動フラットアンプは、前に2台ほど使ったことがあります。それぞれが良いアンプだったと思いますが、優等生的な面白みの無さを覆すほどの感動はありませんでした。自分的には駆動電圧が安全圏すぎるのではないかと勝手な素人判断で仕舞い込んでおりましたが、貴殿のアンプはまさに目の覚めるような鮮度の音で、変な例えですが勢いのある清流を連想するような音の鮮度でした。球のことですが、オリジナルで十分ですが、個性という点ですこし我流な感想を書き連ねます。テレフンケンはECC88、ダイア E88CC金足、ダイアとも音の優等生感は殆ど同じに聞こえました。あとアンペックスの交差剣は少し地味でした。笛吹童子はなかなかよい感じの耳に心地よい音だと感じました。ここまでは、偏差も考えて2ペアで挿し換えてます。次に地球マークは普通というのでしょうか特徴がないです。国産はNECと東芝で試しましたが、やや勢いがなくなる感じですが、耳障りは良い感じです。そして、真打のテレフンケンCCaですが、これは流石という言葉が陳腐に聞こえるほど、圧倒的に素晴らしいです。ただ球の入手難を考えると差し替え時にドキドキものです。そういえば、他のアンプにはこれは挿したことがなかったです。やはり貴殿のアンプに出会えてよかったです。パワーは300B固定バイアス、交流点火にしました。球は軍用の3桁ナンバー、整流管は274Bゴシックです。

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